番号 | d10 |
分野 | コンクリート構造物の塑性域の挙動と終局強度 |
タイトル | 橋脚基礎用コンクリート杭の終局耐力予測での2次元有限要素法と3次元有限要素法との比較 |
著者 | 清宮 理(早稲田大学) ○守屋武海(早稲田大学) 横井孝征(早稲田大学) |
概要 | 兵庫県南部地震以後、入力地震動が大きくなり、橋梁基礎の鉄筋コンクリート杭体の材料非線形域の特性を解析に取り入れる必要が出てきた。ただし、橋脚基礎の耐震設計では、現在2次元モデルで行われているが、モデル上基本的な問題を包含している。一方3次元的挙動に関して知見は少なく、現象の挙動が十分把握されていない。3次元特有の知見を整理し、実務で広く使われている2次元解析との比較が不可欠となっている。そこで今回は2次元有限要素法と3次元有限要素法で橋脚基礎の鉄筋コンクリート杭を対象に材料非線形性を考慮して動的地震応答計算を実施した。2次元と3次元ではコンクリート杭に発生する断面力がかなり異なることが判明した。また3次元では杭の奥行き方向で杭頭の断面力の異なるなど3次元的挙動が再現できた。これら解析結果の比較検討を行ったのでここに報告する。 |
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